R5年度関西研修旅行へ行ってきました Vol.2
さて、Vol.2では2日目の様子をお伝えします。
隠岐高校では全国でも珍しく、生徒全員に関西で活躍している企業さまへ向けてプレゼン発表できる機会を設けております。
昨年度に引き続き、コベストロジャパンさま、帝人さま、ナレッジキャピタルさま、日本航空さま、パナソニックさま、モンベルさま(五十音順)にご協力いただきました。ご協力本当にありがとうございました。
今年度、各企業で発表したプロジェクト名は以下のようになります。
それぞれの企業さまに対して引率の先生がつきますが、本社(一部支社)に近づくにつれ、毎年のことですが生徒は以下のような発言を聞きます。
「えっ?ここなの?マジですか?」
「うわぁ、、、もっとちゃんとやっとけばよかった」
自社ビルを持っているところ、大きな敷地を持っているところ、最上階にオフィスを抱えているところ、セキュリティの厳しさなど、初めて見るところばかりで場の雰囲気に完全に呑まれてしまいます。
しかし、どこの企業さまの担当の方も、生徒たちをとても優しく迎え入れてくださるので、そこで一旦安心します。発表前なので緊張はしていますが…。
そしていよいよ発表。そして質疑応答。
質疑応答は「さすが企業視点」ということが多く、子供たち以上に大人が関心していました。例えば、
「実際旅行客対象にガチャガチャを使ったプロジェクトを行うなら、ガチャガチャ1台あたりどれぐらいの旅行客がガチャを回してくれるのかを調査しすることで、自分たちの達成したい目標に応じてガチャガチャの数を設置しなければならない」
「例え特定外来生物であっても、料理をしておいしいと判断されれば乱獲が起こりその生物の減少は自然に起こる」
という、顧客心理に寄り添った内容が印象的でした。
今回の発表の中にはかなり解像度の高いプロジェクトもあり、そのチームは発表先の企業様と一緒に取り組める可能性があるという嬉しい言葉もいただきました。
余談ですが、そのチームは「協働して行いたい!」という強い意志が芽生え、その実現に向けて研修旅行後もかなり燃えて探究活動を行っております。
かなり充実した発表会の後(企業さまによっては発表前)、それぞれの企業見学をさせていただきました。普段では見れない場所でしたので「おおー!」「すごっ!」「えっ?何それ??」など驚きの声がよく聞こえておりました。(中には昼食やお土産までご用意していただきました。ありがとうございました)
その後は大阪自由散策時間。生徒たちにとっては楽しみの時間です。
でも、あくまでも「研修」です。自分たちで行きたい目的地まで様々な手段を用いてたどり着けるか、スケジュール通りの行動ができるかなどを学ぶ機会となっています。「我」がでる瞬間に、どれぐらいの対応力があるのかを見るところとなっています。そのためこの自由散策の時間が設けられています。
大きなトラブルもなく無事全員ホテルに着くことができました。自由だった分やっぱり楽しかったみたいですが、明日はまた大学での発表となります。
この日もいただいた助言をもとに最後までプレゼン練習をしていたことが印象的でした。
Vol.3につづく