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島親さん

隠岐高校では、365生(詳しくはこちら)向けに土日等、休日にお世話になる「島親」さんを紹介しています。例えば、一緒に海遊びをしたり、畑仕事をしたり、地区のお祭りの参加や清掃活動など島の日常生活にどっぷりつかってもらうことを目的にしています。

R4年度は3名の365生がやってきて、たくさんの「島の日常」にふれあっていました。そんな中、365生の1人がこんなことを言いました。

「地域みんなが知り合いで、家族みたいな関係性がある」

実際、この生徒はそこで知り合った地域の方にお願いして学校で行っていた探究活動の解像度を高め、商品開発、販売にまで至りました。(詳しくはこちら

「隠岐の島町は昔から人情の町である」

隠岐の島町役場の方からよく聞かせていただいたフレーズです。上記のことはこの言葉を体現した1ページな気がします。

また、こんなこともありました。
365生は「島親」制度のことが本当に好きで、もっと広めたいと考え、新規の島親募集をするため「島親説明会」を自主的に企画しました。365生が今まで行ったことがない地区だったので、地域の方々は「一体何をするんだろう…」と困惑していました。しかし、「高校生がせっかく来てくれるのだから大人は何とかしないと」と積極的に学校と何度もやり取りをしていただき、当日多くの参加者にも来ていただきました。

365生が頑張って説明している姿を見て、「島親さんしてもいいかも」という方も現れ、「人情の島」がここでも見られました。隠岐高校の「島親」は「1人対1人」ではなくて、「1人対1地域」と考えるのが自然ですね。

後に、学校の先生とコーディネーターで「島親さんをしていいかも」と考えられた地域の方々に追加の説明会を行いました。共通していたのが、子供たちの頑張っている姿に自分も何かできることがあれば、というとても嬉しい言葉でした。

R5年度は365生が0名ということで寂しい状態ですが、R6年度に高2留学をしたいという現高1年生は是非お声かけください。

最後に補足ですが、現在は365生のみの島親制度ですが、R5年度から体験的に3年留学生にも行おうと考えております。(お泊りはなし)